暴力は論外としても、怒鳴ることも同じように子供に悪影響を与える

ここ数年でだいぶ定着してきた感はありますが、子供に対して叱るとき、大声で威嚇したり、酷いことを言ったりするのは、物理的に「叩く」のと同じ悪影響を子供に与えるという研究結果があります。

こういう行動は、子供の精神の成長を阻害し、うつ病や無気力などを引き起こすとも言われており、端的にDVの一つとして数え上げられてもいます。

怒鳴ることが及ぼす悪影響

記事内では、ひどい言葉を浴びせることが、子供に悪影響を与え、抑うつ症状や攻撃的な行動などのリスクを上昇させるとあります。

人は、尊敬・尊重している人の言葉には素直に受け止め、そこから発生した自身の行動にも責任を感じるとあり、

批判的、懲罰的、侮蔑的な言葉を使うことは、逆にそういった言葉を使う人を軽んじることに繋がるとまとめられています。

 

つまり、暴言を吐いたり、抑圧的な行動を取るような親に対しては、その振る舞いに反して、子供から見た、親としての力が損なわれている、ということになります。

そういった環境にいる子供は、自身の自己像を傷つけられ、自分は能力や価値が無い存在なのだ、と感じさせてしまうそうです。

お互いに敬意をもって対応する

子供も大きくなると自分で考え行動をしていきます。

親の目からみると危なっかしいことも多く、また、本当に怒りを呼び起こすような行動も多々してきます。

そういうときに、つい、カッとなって大声を出して怒鳴ったりしてしまうことも、これはもうしょうがないことなのかもしれません。

そこには、親子という力関係もあり、容易に叱ったり正したりをしやすい状況もあるため、よほど自制をしないと、ついつい強い口調になってしまう、というのは、やはりどうしても起こり得ます。

ただ、子供といえども、相手は自意識を持つ一個人でもあります。

もしも、他人や目上の人には言わない・やらないようなことを、「子供だから」という理由で言ってしまう・やってしてしまうのであれば、それは良くないことだと思います

時には厳しく叱らないといけないことも、もちろんありますが、そこで相手を侮蔑したり批判したりするのは少なくとも間違ってはいると思います。

叱り方とか褒め方とかをあまり考えないほうが良い

子供の叱り方」や「伸ばす褒め方」という類はネットや書店に、色々あります。

具体的なものや、役立つものも沢山あるので、必要であれば自分に適した情報を集めるのも良いと思います。

ただ、基本的には「叱り方」「褒め方」という方法論で考えるのではなく、
相手を
「一人の人間」として対応する時

「自分の子供」として対応する時
というのをきちんと意識することが重要なのではないかと思っているのです。

もし、一人の人間として、おかしな言動があるのであれば
それが、人としておかしいということを指摘して、正していけば良いわけで、

そこには恫喝も批判も侮辱も必要ありません

一方、叱る時、その時の相手が一人の人間としてではなく、

自分の子供だから頭にきたという時は、
最も感情的になりやすい時です。

えてして親側の愛情が空回りしている可能性が大きいです

 

奇跡的に感情の爆発を我慢できて、さらに運良く10秒ほど深呼吸出来た場合
この怒りはどうしたら伝わるのだろうか」という考えを一旦やめて、
この時自分が子供に望んだもの(そして得られなかったもの)」を
紙に書き出すことをおすすめします。

少し冷静になってからそれを読み返して
「あー、ずいぶんと高い理想を当たり前に求めてしまってた…」と思えた場合は、改めて自分の理想と、子供のできることを冷静に話し合うと良いのではないでしょうか。

改めて読んでも、「これ出来ていないとおかしい・・・」と思える場合は・・・

これはちゃんと諭したほうがよさそうですね。