シリコンバレーよりも中国・インドの時代になってきている

ITのトレンドといえば、まずは「シリコンバレー」という地名が頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

GoogleやApple、Facebookやインテル、Yahooなど、誰もが聞いたことのある有名なIT企業がこの地から発展していきました。

今でも、ITにおける新しい「コト」や「モノ」が発信されるのはシリコンバレーから、という認識が強いのではないかと思います。

しかし、最近の中国の急速な発展を始め、インドや東アジアなど、アジア諸国が飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しています。

インドは数年前まではオフショア開発を担う国として非常に有名でした。

意外に思うかもしれないが、ここ数年、世界のトップ企業は軒並みインドにグローバル戦略拠点や研究開発拠点を置き、社内のトップ人材や資金といったリソースを徹底的に投入している。

と、ある通り、今ではインドにおけるその地位は大きく変わってきているようです。

知人に某有名企業の開発者がおり、インド人と一緒に働いていたという話を何度か聞かされたことがあります。少し前までは開発における技術力はまちまちで、当たりも外れもあるという状態だったそうです。

しかし、ここ最近、粒の揃った高度な開発者を多数抱える開発会社が出てきて、非常に高い質を維持しているとのことでした。

企業によっては、それこそ有名なIT企業にも勝るとも劣らない非常に高度な人材をたくさん抱えているそうです。

バンガロールにはIT技術者が100万人以上いて、このままの増加ペースでいけば、2020年には200万人を突破し、技術者の規模だけで言えば、シリコンバレーを抜いて、世界最大のIT拠点となる見込みだ。

「インド人がいくら優秀といっても、それは一部の人の話でしょ?」と勘違いしている日本人がいまだに多いが、高度IT人材の層の厚さもレベルも、日本をはるかに上回っている。

高度な人材が集まり、それを目指して世界中の企業が集まり、そしてこの場でどんどん新しいイノベーションが起きる、そんな時代になっているのではないでしょうか。

社会インフラの整ったシリコンバレーや先進国からこうしたイノベーションを生み出すことは難しい。一方、インドで生まれたイノベーションは、そのほかの新興国にも広がる可能性を十分に秘めている。

日本や欧米は社会インフラが整っているおかげで、逆にイノベーションを生み出すことは難しいと言われています。

だからこそ中国などは、ここ数年で世界のどこもできなかったような新しいことをどんどんと進めていくことができたとも言えます。

そして、インドも同様であり、注目すべきは、中国やインドでのイノベーションは、そのまま他の新興国に広がりやすいということです。

安定して成熟した欧米や日本などは、こういったスピード感に取り残されていく不安があります。

特に日本国内では、単一文化による国内向け需要が前提のため、世界のこういった動きになかなかついていけない現状があります。

ことITという分野でみると、世界のトレンドは急速に、そして大きく変わってきています。

子供たちがIT分野の道を進みたいという場合は、こういった社会情勢を改めて認識しておく必要があるのではないかと思います。