インターネットはそれなりに利用してはいたけど、実はYouTube自体はあまり見たことがなかったのです。
数年前、ユーチューバーが流行り始めた時も見たことがなく、小学生のなりたい職業ランキングで上位に入ったときも、「ふぅん」としか思わなかったものでした。
ただ、その後、機会があってユーチューバーの動画を何本か見たのですが、なるほどこれは結構面白い!と思うに至りました。
TVとは動画のテンポが全然違っており、5分〜10分くらいの動画を次から次へと見てしまっていました。
なりたい職業ランキングの上位になるというのも、なるほどわかる、と思ったものでした。
ユーチューバーになりたいと言われた
将来の職業として、というわけではないのですが、我が家でも子供が動画配信をしてみたいと言い始めました。
まだ中学生の頃でした。
動画配信自体は別に構わないと思いましたが、その先には「ユーチューバー」というのも見ていたのではないかと思います。
本人も「別に将来ユーチューバーになりたいっていうわけではないけど〜」とは言っていましたが、あわよくば、というのもあったかと思います。
ユーチューバーになりたい?良いんじゃないかな
実は、私は仕事柄、ネットでのコンテンツ制作・配信については関わったことがあり、ユーチューバーの面白さに気づいてからは色々と調べていたところだったので、簡単に「NO!」とも言わず、やりたいのであればやってみたら良いと話し、むしろ機材まで揃えました。
「将来的に不安定…」「実際はすごく大変…」「簡単そうに見えて苦労している…」
今では、YouTuberという生き方は大変であり、有名になるのはごく一部という認識もだいぶ広がっています。当時もそれなりにそういう認識が出来てきていた記憶はありますが。
ただ、自分で動画を撮って、それを誰かに見てもらうために編集して、実際に見てもらう、という一連の流れは、今までだったら専門の知識なり技術なり機材なりがなければ出来ないことでした。
それが、今はやろうとできればそれなりに形になってしまう。
それはすごいことなのだと思いました。
今もあきらめていない
最終的には、その時は動画配信というところまではやり、いわゆる「ユーチューバー」という配信スタイルにはなりませんでした。
それは本人が試行錯誤して到達した結論でした。
なにか一つの形として、形を残せたことは今でも良かったことだと思っています。
ユーチューバーになるのは大変だし、安定しないかもしれないですが、今この時点でその夢を否定することも無いと思います。
うちの子供は、この経験を通して、次は「バーチャルユーチューバーになりたい!」というようなことを言っています。
そのために3Dモデリングとイラストを描き始めています。
まだまだ拙いものではありますが、実際に3Dでの人の姿を作るに至っています。
職業としてバーチャルユーチューバーになるというよりは、こういった世界に関わることをやっていきたいという将来的な目標を見つけたようで、大学もそれ系に進むことにしたようです。
副業ユーチューバーのすすめ
個人的には「ユーチューバー」という生き方も良いと思っています。
それ一本で生活していくのは確かに難しいと思いますが、ユーチューバーであるためには
- 企画力
- 撮影
- 編集
- 音楽
- 構成
- 話術
- 演技
等々、様々な能力が必要になります。
こういった多面的なスキルを一つの目的の為に駆使するというのは、これからの社会生活で求められる能力そのものだと思います。
何もユーチューバーを始めたらそれだけしかやってはいけないわけではないのです。
自身のスキルをアップするためにも、むしろ子供だけではなく大人も手を出してみるのが良いのではないかと思います。
もはや、大企業に入って終身雇用で年功序列という時代ではなくなりました。
自身の強みを持つことこそがこれから最も望まれる時代になってきています。
そう考えると、むしろ「ユーチューバーやってみたら?」というくらいのほうが、良いのかもしれません。