普段からちょっとしたことですれ違いがあったり、齟齬があったりして、大したことじゃなかったはずなのに言い合いになってしまうこと、あると思います。
家族だからこそ「わかってもらえるだろう」という甘えがあって、それが認識のズレを生み出してしまうことも多々あります。
「出来て当たり前」「常識」「そのくらいのこと言わなくてもわからない?」
こういった考え方は容易に気持ちのすれ違いを生み出します。
家族間だけではなく、友人同士、学校や会社などでも、一緒に過ごす時間が多い人対して、こういった甘えからの齟齬を作り出してしまいやすい部分もあります。
そういう時、ちょっと話がこじれそうだな、と思ったら、まず紙とペンを用意することをおすすめします。
紙に書き出すだけでお互いあっという間に腑に落ちることもあります。
自宅においては、大きなホワイトボードを居間などの共有スペースにあると、会話や認識の共有が進むので是非おすすめしたいです。
壁一面をホワイトボード化するのもおしゃれで良いかもしれません(?)
ホワイトボードメソッド
そもそもは、何年か前に、ライフハック系のサイトを見て知った概念でした。
一つの物事について話し合う時、テーブルを挟んで話すと、どうしても「人対人」になってしまうというのです。
ところが、問題点をホワイトボードに書き出していくと「問題点対我々」になるので、喧嘩にもならず、そして適切に問題点の対処に注力出来るというのです。
これは何も仕事でだけ使う方法論ではなく、むしろ、コミュニケーションにおいて、無意識レベルで情報の共有が出来ている前提になりがちな家庭環境にこそ真価を発揮するのではないかと思います。
買い物リストから将来の夢まで
家族間で共有したい情報はいろいろあるはずです。そういうのを明文化することでコミュニケーションは一気に加速することが可能だと思います。
「ゴミ出しの日が明日だから、今日中にゴミをまとめておくこと!」という共有や「みりんが切れているから帰りに買ってきてください」という買い物メモ、学校の行事に親子間の情報の共有など、なんでも書けます。
そして、もしも話していてお互いうまく伝わっていないなあと感じたときは、何を、誰に、いつまでに、どうしてほしい、ということを簡単に書き出せばそれぞれの言い分や疑問点・不安点が明確になります。
それは普段のちょっとしたことから、それこそ将来について話し合う場合まで、様々に活用が出来ます。
特にそこで話した「将来の夢」なんかはそのままホワイトボードに残しておくと、目標がずれなくなるのでおすすめします。